【長野・上高地】HISバスツアーで出会った夏の絶景

合掌造り 国内

こんにちは、感性で世界をめぐる旅人、椿(ツバキ)です。
これまで国内外で700以上の地域を訪れ、心の赴くままに旅を続けてきました。
会社員として働く日々の中で、旅は私にとって心を整える時間です。
このブログでは、旅先で出会った風景や、そこから生まれた小さな気づきを綴っています。

今回は、HISのバスツアーで訪れた上高地の旅を振り返ります。
…といっても、実は出発当日に少し熱を出してしまい、万全の体調ではありませんでした。
けれど、不思議とこの旅は「体調不良の中でも幸せを見つけられた時間」となりました。

旅のメモ
  • 旅先:岐阜県・白川郷(合掌造りの集落)、長野県・上高地(河童橋エリア)
  • 行き方:HISのバスツアーを利用。都内を朝出発し、白川郷 → 上高地へ移動。
  • 訪れた場所:白川郷の合掌造り集落、上高地(河童橋、梓川周辺の散策)
  • 旅の時期:初夏
  • 所要時間:1泊2日(バス移動含む)

出発の朝

当日の朝、体温計を見ると微熱。女性ならではの、生理前の不調がこの日もやってきました。涙
「これはキャンセルしたほうがいいのでは」と頭をよぎりましたが、せっかく楽しみにしていた上高地。
ここで諦めてしまったら、きっと後悔すると思ったので、
温かい飲み物と解熱鎮痛剤をバッグに入れ、カイロを持ち、集合場所へ向かいました。

HISのバスツアーは、初参加でしたが思っていたより快適でした。
座席も広めで、移動中に眠れるような落ち着いた雰囲気。
車内アナウンスで流れる上高地の歴史や自然の話を聞きながら、窓の外に流れる緑の景色をぼんやりと眺めていました。

途中で休憩したサービスエリアでは、信州限定のお菓子やおやきが並んでいて、旅気分が一気に高まります。
こちらではあたたかい野沢菜のおやきを購入。
肉まんの湯気と香りが、疲れた体をやさしく包み込みました。
まだ熱っぽさはあったけれど、少しずつ行けてよかったと思えるようになっていました。


上高地の澄んだ空気と、静けさの中で深呼吸

上高地に到着すると、思わず息をのむほどの絶景が広がっていました。
梓川の透明度、山々の稜線、そして鳥の声。
自然の息づかいがそのまま伝わってくるような空間でした。

上高地の川沿い

体調と相談しながら、河童橋の近くをゆっくりと散歩しました。
足元を流れる水の音が心地よく、太陽の光が木漏れ日になって降り注いでいました。
まるで、自然の中に自分のペースを取り戻すような時間でした。

合掌造りの見学

次に向かったのは、合掌村。

合唱作り集落

実際に中に入って登ることもでき、とても貴重な経験をすることができました。
実際に住まわれている方や農作業をされている方もいて、この村での生活について学ぶことができました。

近くには茶屋やお土産物屋さんもあり、休憩も挟みながら見学ができます。


宿でのんびり過ごす

上高地を後にして宿に向かうころには、少しずつ熱が下がってきました。
薬が効いてきたのか、それとも自然の力なのか。笑
体が軽くなるのを感じながら、静かに窓の外を眺めていました。

宿に着くと、木の香りがふわっと広がり、どこか懐かしい空気に包まれました。
ロビーの隅には囲炉裏があり、静かな音で薪がはぜる音がしています。
温泉には入れなかったけれど、部屋でゆっくりとお茶を飲みながら過ごす時間がとても贅沢でした。

窓から見える山の稜線には、夕日が少しずつ溶け込んでいく。
外では川のせせらぎが聞こえ、空が茜色から藍色に変わっていく。
そんな移ろいをただ眺めているだけで、気づけば呼吸も深くなっていました。


夜ご飯は土地の恵みを味わう懐石料理

夜ご飯は懐石料理。
地元の食材をふんだんに使った献立で、信州らしい味わいが並びました。

前菜は山菜のおひたしと胡麻豆腐。
ほどよい苦みが体に染みて、「ああ、自然の味だな」と思える。
次に出てきたのは川魚の塩焼き。皮がパリッとして香ばしく、口の中でふわっと広がる旨味がたまりません。
そしてメインは信州牛の陶板焼き。
熱々の鉄板で焼かれる音と香りに食欲が刺激され、気づけばすっかり完食していました。

デザートには、季節のフルーツと小さな信玄餅のような和菓子。
一つひとつの料理に、土地のぬくもりと料理人の丁寧さが感じられました。

宿の照明は柔らかく、他の宿泊客もそれぞれの時間を静かに楽しんでいる様子。
外では虫の声が響き、窓の外の空気はひんやりとしていました。


自然の中でゆっくり過ごす時間が、何よりの薬になったのかもしれません。


翌朝の清々しさと、旅の余韻

翌朝、目が覚めて早めに起床。
この旅の期間中は温泉に入れなかったのは残念でしたが、その分外に出て見たり、宿でのんびり過ごしたり。自分を労ることができました。

チェックアウトの頃には、すっかり体調も回復。
次は健康な状態でまた来たいです。

おわりに

今回の上高地の旅は、決して完璧ではありませんでした。
温泉にも入れず、体調も万全ではなかった。
でも、そんな中で出会えた「優しさ」や「静けさ」が心に残りました。

自然は、私たちのペースに合わせてくれる。
無理をしなくても、美しさを感じることができる。
それを教えてくれた旅だったように思います。

また季節を変えて、今度は秋の紅葉の上高地にも行ってみたいと思います。

旅はいつだって、完璧じゃなくてもいいと思わせてくれる旅になりました。
むしろ、不完全な旅こそが、心に深く残るものだと感じました!

SNSでも、旅のなかで感じたことを自由に発信しています。
写真や映像、言葉を通して、心が動いた瞬間を共有しているので、フォローして繋がってくれたら嬉しいです^^

■Instagram:Tsubaki.journey
■TikTok:Tsubaki’s journey

コメント

タイトルとURLをコピーしました