【宮城・花巻】2週間の免許合宿と、東北をめぐる小さな旅

こんにちは、感性で世界をめぐる旅人、椿（ツバキ）です。
これまで国内外で700以上の地域を訪れ、心の赴くままに旅を続けてきました。
会社員として働く日々の中で、旅は私にとって心を整える時間です。
このブログでは、旅先で出会った風景や、そこから生まれた小さな気づきを綴っています。

今日は少し特別な旅の記録。
それは、観光でも仕事でもない、免許合宿です！

もちろん目的は「運転免許を取ること」ですが、この2週間はそれだけでは終わりませんでした。
人のあたたかさ、復興の力。花巻で過ごした日々は、今でも心の中に静かに残っています。

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東京から花巻へ

免許合宿のパッケージでは、丁寧に移動日の記載もあるので、スケジュールに沿って移動開始。
花巻駅に到着すると、おそらく免許合宿生であろう大きなスーツケースを持っている人がたくさんいました。笑

花巻ドライビングスクールでの日々

私が通ったのは、岩手県花巻市にある花巻ドライビングスクール。
四季折々の自然に囲まれ、空が広くて風が澄んでいる場所で、夜は星が綺麗に見えました。

教習所の雰囲気は穏やかで、指導員の方々も親切でした！
東京で過ごしていると、つい早く終わらせたいという気持ちが先に立ちますが、
ここでは丁寧に積み重ねることの大切さを思い出させてくれました。

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仮設住宅をリフォームした宿舎

宿泊したのは、仮設住宅をリフォームした宿舎。
東日本大震災のあとに使われていた仮設住宅を、
合宿生向けの滞在施設として再生させた建物です。

外観はプレハブのように見えますが、中はとても清潔で心地よかったです。
二人部屋にはベッドと小さなデスク、エアコン、冷蔵庫、Wi-Fiも完備。
驚いたのは、ユニットバスが部屋の中に2つあったこと。友人と１つずつ使えました。

窓を開けると田園風景が広がっていました。
同じ宿舎に泊まっていたのは、全国から集まった学生や社会人。
食堂で食べている時や、講習で同じ班になった時など、一人で来ていたとしても友達を作るタイミングはたくさんあると感じました。
新しく人脈が広がるのも、この合宿の醍醐味だと思いました。

週末はみんなでお出かけしたり、ご飯を食べたり。（後述）
免許合宿中は、とても充実した時間を過ごすことができました。

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教習中の生活

合宿免許の生活は、朝8時から夕方5時までぎっしり。
最初の数日は学科が中心で、道路標識や安全確認のルールを覚えるのに必死。笑
けれど、ハンドルを握るようになると一気に世界が広がりました。

もちろん運転する時はよそ見できませんが、花巻の道は、信号が少なくて景色がとにかく美しかったです！笑
田んぼの間を抜ける道、風に揺れる稲穂、遠くに見える山並みに癒されました。

合宿中の小さな旅

せっかく東北にいるのだからと、
休日を使って少し足を延ばしました。

松島

日本三景のひとつ、松島。
湾に浮かぶ小さな島々と、キラキラと光る海面。

穏やかな潮風を感じながら、観光船に乗って海上から眺めた景色は圧巻でした。

サン・ファン館

次に訪れたのは、宮城県石巻市にあるサン・ファン館（サン・ファン・バウティスタ号）。
伊達政宗が17世紀にスペインへ派遣した船を再現した展示施設です。
青い海に白い帆が立つ姿は壮観で、
東北の人々がかつて世界に目を向けていたことを実感しました。

女川

そして最後に訪れたのが、女川（おながわ）。
津波の被害を受けた街で、今も再生の途中にある場所です。

駅前には新しいショッピングスペースや飲食店が並んでいました。
けれど、少し歩けば、まだ復興の途上を感じさせる風景も残っています。

旅の途中で見たその街の光景は、
今でも忘れられない記憶のひとつです。

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東北で過ごした時間がくれたもの

免許合宿という名目で訪れた東北。

自然の豊かさ、土地の人のあたたかさ、
そして、復興という言葉の裏にある人々の努力。

合宿が終わる頃には、２週間お世話になったこの土地と、教習所の先生たちとお別れする寂しさを覚えました。

合宿免許というと、短期集中で免許を取る場所というイメージがあります。
でも、花巻で過ごした2週間はそれ以上の意味を持っていました。

「資格を取る」という目的を超えて、ひとつの土地と深く関わることで見えてくる世界がある。
それが、旅としての合宿免許の魅力かもしれません。

免許合宿を申し込む場合、免許合宿受付センターがおすすめ。全国各地、好きな条件で選べたり、一人で参加される方が安心のプランもあります。
ぜひ参考にしてみてください。