こんにちは、感性で世界をめぐる旅人、椿(ツバキ)です。
これまで国内外で700以上の地域を訪れ、心の赴くままに旅を続けてきました。
会社員として働く日々の中で、旅は私にとって心を整える時間です。
このブログでは、旅先で出会った風景や、そこから生まれた小さな気づきを綴っています。
今回は、北海道の名湯「定山渓」へ一泊二日で訪れた冬旅の記録を紹介します。
静けさの中にぬくもりを感じる時間。雪に包まれた温泉街で過ごすひとときは、まるで日常の時計が止まったかのようでした。
- 旅先:定山渓温泉
北海道札幌市南区定山渓温泉 - 行き方:羽田空港(東京)→新千歳空港 (北海道)→ 定山渓温泉(バスで約2時間)
- 訪れた場所:そば屋、定山渓神社、定山源泉公園、甘味処
- 宿泊:定山渓ビューホテル ミリオーネ
- 旅の時期:冬(2月)
- 所要時間:1泊2日
新千歳空港から定山渓へのアクセス
朝の便で、羽田空港から新千歳空港へ。
空港を出ると、冬の北海道らしい冷たい空気が頬に触れ、身が引き締まる感覚がしました><
ここから定山渓温泉までは、空港連絡バスを利用。札幌市内を経由して約2時間ほどでした。
白一色の世界を眺めながらバスに揺られていると、時間があっという間に過ぎていく東京での日々とは一転、とても時間がゆっくり流れているように感じました。
札幌駅からの便も多く、車がなくても行きやすいのが定山渓の魅力の一つです。
夏場は、運転に自信がない人でも安心して訪れることができそうな道のりでした。
お蕎麦と定山渓神社からスタート
定山渓に着いてまず立ち寄ったのは、温泉街の入口にある木のぬくもりを感じるお蕎麦屋さん。

外の気温は氷点下で、頬が痛いほど冷たかったです。
店内に入るとほんのりとした湯気と出汁の香りが迎えてくれました。
湯気の向こうで運ばれてきたのは、熱々のおそば!
一口食べた瞬間、体の芯から温まりました。

地元の方々も多く訪れているようで、店内にはゆったりとした時間が流れています。
食後は、近くにある定山渓神社へ。
雪がしんしんと降り積もる中、参道を歩く音だけが静かに響きました。
両脇の木々は雪をまとい、すごく幻想的な景色でした。

鳥居をくぐると、空気が一段と澄みわたり、心まで引き締まるような神聖さが漂っていました。
手水舎の水は凍りつくほどの寒さで、柄杓を持つ手がかじかみます。
それでも、一礼して手を合わせると、不思議と心が穏やかになる。
旅先でこうした静かな時間を過ごすと、自分の内側に戻ってくるような感覚があります。
定山源泉公園で足湯と甘味
神社を後にして向かったのは、温泉街の中心にある定山源泉公園。

定山渓温泉の名の由来ともいえる場所で、源泉の湯気が立ちこめ、硫黄の香りがほんのり漂います。
雪の中にぽっかりと湯気が立ち上る光景は、冬の定山渓を象徴する風景とも言えそうです。
公園内には小さな足湯があり、冷えた足先をじんわり温めながら景色を眺めました。
公園のすぐそばには、囲炉裏を囲んでお団子を味わえる甘味処がありました。
店名は忘れてしまいましたが、炭火の香ばしい匂いが漂う小さなお店でした。

外の寒さでかじかんだ手を温めながら、焼き立ての団子をほおばりました。
もちもちして美味しかったです。
宿泊は「定山渓ビューホテル・ミリオーネ」
今回の宿泊先は、温泉街の中心にある定山渓ビューホテル・ミリオーネ。
外観からして立派で、館内に入ると広々としたロビーが広がり、非日常の世界に包まれます。

このホテルの魅力の一つが、屋内プール。
冬の北海道でプールに入るというのは少し不思議な体験ですが、館内は温水で快適。
外は吹雪いているのに、ガラス越しに雪を眺めながら泳ぐという、、笑
温泉ってなかなか子供と一緒に来にくいですが、こちらの宿はファミリー層でも楽しめそうです。
寒かったので、長時間入るのは断念しました夏にまた来たいなと思います。
バイキングで味わう北海道の恵み
夜の楽しみは、ホテル自慢のバイキングディナー。
広い会場に並ぶ料理はどれも豪華で、カニやお刺身、ジンギスカン、天ぷらなど北海道ならではの味覚が揃っています。
好きなものを好きなだけ選べるバイキングは、旅の開放感をさらに高めてくれる存在。
あれもこれもとお皿に盛りすぎて、気づけばテーブルがいっぱいに(笑)。
どの料理も出来たてで、素材の良さを感じる味わいでした。
食後のデザートコーナーも充実していて、ケーキやプリン、フルーツまで種類豊富。
温泉に浸かったあとに甘いものを食べるこの瞬間が、最高のリラックスタイムです。
広々とした空間でゆったり過ごす時間に、旅の疲れがほどけていくようでした。
夜の定山渓温泉街を散歩
食後は少しだけ温泉街を散歩しました。
街灯の明かりが雪に反射して、ほんのり金色に光っています。
昼間とは違い、人の少ない夜の温泉街はどこか幻想的で、まるで映画のワンシーンのよう。
足跡のない雪道を歩くと、ぎゅっ、ぎゅっと音が鳴って、それが妙に心地よく感じました。
旅の終わりを惜しむように、冷たい空気を胸いっぱいに吸い込みながら、夜の静けさを味わいました。
夜は温泉へ
散歩が終わった後は、温泉でホッと温まります。いろんな種類の温泉があり、日頃の疲れが癒やされた気がしました。
最近、長く入り過ぎるとのぼせてしまうので、、長湯したいですが程々にして上がりました。笑
旅を終えて
冬の定山渓は、雪・湯けむり・静けさが見事に調和する場所でした。
観光地としてのにぎやかさよりも、自然と共に過ごす穏やかな時間が印象に残ります。
足湯で感じたぬくもり、神社の静けさ、囲炉裏の前で食べた団子の香ばしさ。
どれも派手さはないけれど、心に深く残る温かさがありました。
札幌からもアクセスが良く、日帰りでも行ける距離ですが、
一泊してこそ味わえる夜の静けさと朝の透明な空気は格別です。
雪景色と、温泉の湯気がふわりと立ちのぼる光景は、今でも目に焼きついています。
そんな冬の定山渓は、心をゆるめたい人にこそ訪れてほしい場所です。
SNSでも、旅のなかで感じたことを自由に発信しています。
写真や映像、言葉を通して、心が動いた瞬間を共有しているので、フォローして繋がってくれたら嬉しいです^^
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